全身麻酔で歯科治療
静脈内鎮静法についてはこちらでご説明させていただきました。
静脈内鎮静法ではウトウト寝ている状況になるため、ある程度意識や記憶を曖昧にすることができます。
しかし、完全ではありません。
薬の作用や患者さんの体質により効果に違いがあります。
静脈内鎮静法についてはこちらでご説明させていただきました。
静脈内鎮静法ではウトウト寝ている状況になるため、ある程度意識や記憶を曖昧にすることができます。
しかし、完全ではありません。
薬の作用や患者さんの体質により効果に違いがあります。
治療中の意識を完全になくすためには全身麻酔での歯科治療という方法があります。
全身麻酔では、薬の作用で完全に意識を取り、痛みを取り、治療中に全く動かない状況を作ります。
そのため、どんなに歯科治療が嫌いな方でも確実に治療を受けることができます。
以前は全身麻酔を受ける場合は数日の入院が必要なことがほとんどでした。
近年では薬が良くなってきているため、日帰りでの全身麻酔が可能となっています。
★全身麻酔の特徴
・鎮静作用
意識をなくし、完全に寝ています。
・鎮痛効果
治療中は痛みを感じません。
・筋弛緩効果
治療中に動きません。
★メリット
・意識が全くないため、確実に治療を受けることができます。
・静脈内鎮静法よりも効果が確実です。
・一度にたくさんの歯を治療できます。
・日帰りでの治療も可能です。
★デメリット
・点滴を取る必要があります。
・術前検査が必要です。
・薬の副作用が生じる場合があります。
・当日は食事や移動の制限があります。
・自費治療となる場合があります。
・できる施設が限られます。
以上のように、全身麻酔には様々なメリットがあります。
しかし、デメリットもある治療法になるため、救命処置を含む専門の知識を有している必要があります。
麻酔をする歯科医師、治療をする歯科医師のそれぞれが知識を有していないと、安全な治療は決して成り立ちません。
当院では全身麻酔での歯科治療には対応していないため、状況により医療機関へ紹介いたします。
治療の適応についてはお気軽にご相談ください